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【ACLエリート2026/27 徹底解説】コンアン・ハノイ(ハノイ公安FC) ― Vリーグ王者の正体。9/15にG大阪と初戦、柏とは12/1に対戦

2026年9月15日(火)19:00、ガンバ大阪のACLE初戦の相手として吹田サッカースタジアムに現れるのが、ベトナム・Vリーグ1の新王者コンアン・ハノイ(ハノイ公安FC)だ(ガンバ大阪公式)。柏レイソルにとっては、12月1日(火)19:00・柏サッカースタジアムでのホームゲームの相手柏レイソル公式)。

クラブとしてはACLE(最上位大会)初出場。昨季のVリーグを勝点64・3試合を残して独走優勝した「資本と組織を持った新興勢力」の正体を、ベトナムメディアの情報も交えて整理する。

目次

1. 対戦カードと大会フォーマットのおさらい

AFCチャンピオンズリーグエリート2026/27は今大会から本戦が24クラブから32クラブに拡大され、東西それぞれ16クラブが8試合を戦い、上位8クラブがラウンド16へ進出する。優勝チームにはFIFAインターコンチネンタルカップ2027とFIFAクラブワールドカップ2029への出場権が与えられる(Wikipedia)。

コンアン・ハノイ柏レイソル
出場資格2025-26 Vリーグ1 優勝2025年J1リーグ2位
ACL(最上位大会)出場初出場(予選から)5回目(前回2018)
抽選ポットポット4ポット3

ポートFC(前回記事)と同じく、コンアン・ハノイも予備予選(プレーオフ)を勝ち抜いて本戦入りしている。8月11日、アデレード・ユナイテッド(豪州)をアウェイで2-0と下げた(ヘネン41’、元ポートのブライアン・ペレア64′)(Wikipedia)。同じく予選を勝ち上がったガンバ大阪との初戦は、「予選突破同士」の初陣の対決になる。

2. コンアン・ハノイのリーグステージ日程 ― 日本勢5クラブと戦うもう一つの「シリーズ」

8月18日の抽選でコンアン・ハノイは東地区E列に入った。8試合の日程は以下の通り(2026-27シーズン記録)。

日程カード会場
MD12026/9/15(火)19:00ガンバ大阪(A)吹田サッカースタジアム
MD210/13(火)vs 鹿島アントラーズ(H)ハンダウイ・スタジアム
MD310/27(火)上海海港(A)浦東フットボールスタジアム
MD411/3(火)vs 京都サンガF.C.(H)ハンダウイ・スタジアム
MD511/24(火)vs ヴィッセル神戸(H)ハンダウイ・スタジアム
MD612/1(火)19:00柏レイソル(A)柏サッカースタジアム
MD72027/2/9(火)vs 北京国安(H)ハンダウイ・スタジアム
MD82/16(火)ジョホール・ダルル・タクジム(A)スルタン・イブラヒム・スタジアム

ポートFCと同様に日本勢5クラブと全部対戦する「日本勢ひとまとめシリーズ」の一角で、J勢がハノイ・ハンダウイに乗り込むのは鹿島(10/13)・京都(11/3)・神戸(11/24)の3試合。柏は逆に、ハンダウイではなく柏にコンアン・ハノイを迎える

3. 監督・アレクサンドレ・ポルキング ― タイ代表を率いた男がベトナム王者を指揮

指揮官はアレクサンドレ・”マノ”・ポルキング(1976年生まれのブラジル出身指導者)。

タイ代表監督を務めた経験を持つ指揮官がベトナムの王者を率いるという構図自体が、このクラブの「アジアへの本気」を象徴している。

4. 今季の調子:リーグ開幕戦を2-0で白星発進

  • Vリーグ1 2026-27 第1節(9/5・ホーム):ホンリン・ハティンに2-0。レオ・アルトゥールが前半5分に先制し、後半に突き放して2-0とした。ハンダウイに9,000人の観客が入った(シーズン記録
  • ACLE予選(8/11・アデレード):アデレード・ユナイテッドに2-0。移籍元のアデレードから獲得したステファン・モークがいたチームが、そのアデレードをアウェイで下げた

昨季のVリーグでは勝点64を獲得し、2018年のハノイFCに並ぶ歴代最多タイの記録で圧倒優勝。グエン・クアン・ハイがシーズンMVPに選ばれるなど、個人・団体のタイトルを独占したシーズンだった。

5. スタイル ― 資本と組織で固めた「公安クラブ」の実像

システムの確証情報はまだ乏しいが、クラブの性質と戦力づくりの方向性は明らかだ。

「若いタレントの集積」というより、クアンハイという柱を中心に、各国の実戦派を集めた組織的なチームという印象が強い。

6. 主要メンバーと注目選手

2026年8月時点のメンバーより整理した(シーズン記録)。

選手No.ポジションメモ
グエン・フィリップ1GKベトナム代表GK
ドアン・ヴァン・ハウ5DFベトナム代表左SB
ブイ・ホアン・ヴィエット・アイン68DF副キャプテン
チャン・ディン・チョン21DFベトナム代表経験のあるCB
フランス・プトロス55DFイラク代表。元ペルシブ・バンドン
グエン・クアン・ハイ19MFキャプテン。Vリーグ2025-26 MVP。ベトナム代表の司令塔
ダミア・サバテル14MFスペイン人MF
ステファン・モーク6MFオーストラリア人MF。元アデレード・ユナイテッド
レオ・アルトゥール10MFブラジル人MF。リーグ開幕戦で先制点
ダヴィド・ヘネン8FWトーゴ国籍。ACLE予選で得点
アラン・グラフィッテ72FWブラジル人FW
ブライアン・ペレア90FW元ポートFC(コロンビア出身、コロンビアU20代表歴あり)。ACLE予選で得点
グエン・ディン・バク9FWベトナム代表FW

最も注目したいのはクアンハイ。Vリーグ2025-26のMVPであり、ベトナム代表の司令塔としての配球力はこのクラブの「質」を代表する存在だ。そしてブライアン・ペレア — ポートFCの記事を読んだ読者にはお馴染みの顔で、昨季ポートに在籍した後7月にハノイへ移籍し、予選のアデレード戦で早くも得点を記録した(2026-27ポート・シーズン記録)。

7. 日本のクラブが気を付けるべきこと6つ

① 「独走優勝」の実力を舐めない。 勝点64・3試合を残しての優勝は、ベトナムリーグ史上でも屈指の支配力。G大阪戦(9/15)も「ACL2王者 vs Vリーグ王者」の対戦として、初陣の緊張感を超えた実力比の勝負になる。

② クアンハイの質。 MVP司令塔を止めるか、遊ばせるかで試合の質が変わる。ベトナム代表のゲームメイクは「個人技」というより組織的な配球で、中盤の受けを予め想定しておきたい。

③ 元ポート組のリベンジマッチ意識。 ペレアは昨季ポートでACL2を戦った経験を持つ。タイ勢を知り尽くした選手が、今度はベトナム王者としてACLEに乗り込んでくる。

④ ハンダウイの遠征コスト。 J勢がハノイに乗り込むのは鹿島・京都・神戸の3試合。移動の負荷と炎天の気候は、ポート戦のバンコク遠征と同様に「現地観戦」のハードルが高い。アウェイの雰囲気づくりは難しい。

⑤ 初出場の勢い。 ACLE初出場のクラブは「何も失うものがない」。序盤に読めない攻撃を仕掛けてくる可能性は十分ある。

⑥ 予選で見せた守備の耐性。 アデレード戦は2-0の完封。攻撃の質だけでなく、アウェイで失点しない組織の形は既に出来上がっている。

8. 過去の日本勢・アジア勢との対戦成績

  • 日本勢との公式戦対戦記録は確認できる限りない。柏・ガンバ大阪とも今回が初対戦になる
  • アジア戦での実績は、2024-25 ASEANクラブ選手権(シャピー杯)の準優勝。決勝はブリーラム・ユナイテッドにPK戦で敗れた(ASEAN UTD FC
  • なお本戦の組み合わせ上、コンアン・ハノイはリーグステージでタイ勢と対戦しない(ポートFC・ブリーラムと同じ東地区E列の為、F列・H列のクラブとしか当たらない)

まとめ

  • コンアン・ハノイ(ハノイ公安FC)は公安省傘下の新興クラブで、2023年昇格初年度と2025-26の2度のVリーグ優勝を誇るベトナムの現王者
  • 指揮官は元タイ代表監督のアレクサンドレ・ポルキング。2024-25シャピー杯準優勝を経て、2025-26に独走リーグ優勝を果たした
  • クアンハイ(MVP)を中心に、オーストラリア・スペイン・ブラジル・コロンビアなど多国籍の実戦派を揃え、ACLEはクラブ初出場ながら予選(アデレード戦2-0)を突破
  • G大阪との初戦は9/15(火)19:00・吹田、柏との対戦は12/1(火)19:00・柏サッカースタジアム
  • 日本勢とは初対戦。データが少ない分、「未知の王者」として警戒すべき一戦になる

配信・放送の詳細はJリーグ公式のACLエリートページ柏レイソル公式をチェックしよう。ACLE 2026/27はDAZNが独占配信(地上波・BS中継なし)DAZN)。

試合当日は、DAZNでキックオフから両チームの出方をリアルタイムでチェックしながら観戦するのがおすすめだ。

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この記事を書いた人

スポーツ全般が好きですが、
特に野球、サッカーが好きです。

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